台湾旅行モデルコース計画術!目的別プランで失敗しない旅を

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初めての台湾旅行、計画を立てようにも「3泊4日で初心者が楽しめるモデルコースは?」「社会人だから週末台湾で過ごし方を知りたい…」「台湾旅行は2泊3日で女子旅を満喫できる?」なんて、疑問や不安で手が止まってしまっていませんか。私も最初はそうでした。情報が多すぎて、どこから手をつけていいのか分からなくなるんですよね。この記事では、40代の私が何度も台湾を訪れた経験を元に、あなたの目的や日数に合わせた具体的なモデルコースと、旅行計画の立て方の全てを、少し先の未来を歩く先輩として、誠実に、そして丁寧にお伝えしていきます。

記事のポイント

  1. あなたにピッタリの旅行プランが必ず見つかる
  2. 予算や準備、交通の不安がスッキリ解消する
  3. 実体験に基づいたリアルな情報だけを厳選
  4. あなただけの最高の台湾旅行計画が完成する
目次

目的から選ぶ!台湾旅行モデルコース計画の立て方

目的から選ぶ!台湾旅行モデルコース計画の立て方

王道の3泊4日!初めての台湾完全モデルコース

王道の3泊4日!初めての台湾完全モデルコース

初めての台湾、おめでとうございます。航空券とホテルを押さえたものの、いざ現地でどう動くかとなると、途方に暮れてしまいますよね。分かります、私も最初の台湾旅行は、ガイドブックとにらめっこしながら頭を抱えたものです。特に、仕事で毎日頭を使っていると、休日の旅行計画まで考える気力は、正直なところ、なかなか湧いてこないものでしょう。

だからこそ、ここでは私が「もし今、もう一度初めて台湾に行くなら、絶対にこう回る」と断言できる、完璧な3泊4日の王道プランを、思考停止で真似できるレベルまで具体的に落とし込んでご紹介します。これは、単なる観光地のリストではありません。移動手段、時間配分、食事の選択肢、そして初心者が陥りがちな失敗を回避するためのコツまで詰め込んだ、いわば「答え」です。このプラン通りに動けば、あなたは何も考えずとも、台湾の魅力を最大限に味わうことができる。まずはこの旅程をあなたの旅の「骨格」として、絶対的な安心感を手に入れてください。

まぁ、正直に言うと、これからご紹介するプランは少し欲張りかもしれません。「こんなに回れるの?」と不安になる気持ちも、よく理解できます。しかし、台北の交通網、特にMRT(地下鉄)は驚くほど発達していて、旅行者が本当に動きやすいように設計されているんです。このコースは、その利点を最大限に活用して組み立てていますから、安心してください。きっと、旅が終わる頃には「想像以上にスムーズだったな」と感じてもらえるはずですよ。

【1日目:台北到着、歴史と夜市を体感する日】

プラン概要:
台湾の玄関口から市内へスムーズに移動し、国の歴史のスケールを体感。夜は台湾旅行の代名詞ともいえる夜市で、現地の熱気にどっぷり浸かります。

  • 14:00:桃園国際空港 到着
    まずは空港で「悠遊カード(EasyCard)」を手に入れましょう。これは日本のSuicaやICOCAのような交通系ICカードで、MRTやバス、コンビニでの支払いもこれ一枚で済むため、滞在中の移動と買い物が劇的に楽になります。チャージ(入金)も駅の券売機やコンビニで簡単にできますよ。
  • 15:00:MRTで台北市内へ移動(所要時間:快速で約35分)
    空港から台北駅までは、桃園空港MRTを利用するのが最も早くて快適です。料金は150元ほど。バスという選択肢もありますが、渋滞のリスクを考えると、特に初めての場合はMRTが間違いありません。
  • 16:00:ホテルにチェックイン
    まずは予約したホテルに荷物を置き、身軽になりましょう。プランを立てやすいように、宿泊先は台北駅、中山駅、西門駅周辺を想定しています。
  • 17:00:「中正紀念堂」で圧巻の建築と衛兵交代式を見学(滞在目安:1.5時間)
    MRTレッドライン(淡水信義線)またはグリーンライン(松山新店線)に乗り、「中正紀念堂駅」で下車。5番出口から出るとすぐです。ここでは、毎時0分に行われる衛兵交代式が必見です。17:00の回に間に合うように向かい、一糸乱れぬ動きに圧倒されてみてください。建物自体の巨大さも、旅の始まりにふさわしいスケールですよ。
  • 19:00:「士林夜市」で台湾グルメの洗礼を浴びる(滞在目安:2時間)
    中正紀念堂駅からMRTレッドラインに乗り、「剣潭駅」で下車するのがポイントです。「士林駅」ではありませんので注意してくださいね。ここは台湾最大級の夜市で、まさに食のワンダーランド。巨大なフライドチキン「豪大大雞排」や、肉汁あふれる「胡椒餅」は絶対に外せません。他にも、牡蠣オムレツの「蚵仔煎(オアチェン)」など、気になるものがあれば臆せず挑戦してみるのが楽しむコツです。
  • 21:30:ホテルへ帰着
    再びMRTに乗り、ホテルへ戻ります。初日から全力で楽しんだ体を休ませましょう。

【2日目:郊外へ遠足、ノスタルジックな絶景に心を奪われる日】

プラン概要:
この日は台北市内を離れ、まるで映画の世界に迷い込んだかのような、風情あふれる街並みを訪れます。多くの旅行者が憧れるハイライトと言えるでしょう。

  • 08:30:台湾鉄道(台鉄)で「瑞芳駅」へ(所要時間:約50分)
    台北駅から台鉄に乗車し、九份・十分への玄関口となる「瑞芳(ルイファン)駅」を目指します。悠遊カードも使えますが、座席指定の特急「自強号」などに乗りたい場合は、事前に窓口で切符を買っておくと安心です。
  • 10:00:「十分」で天燈上げ体験(滞在目安:1.5時間)
    瑞芳駅で、ローカルな平渓(ピンシー)線に乗り換えて「十分(シーフェン)駅」へ。ここでは、線路の上から願い事を書いたランタン(天燈)を空に放つ、幻想的な体験が待っています。私も最初は少し照れがありましたが、やってみると不思議と感動するものですよ。
  • 12:30:「九份」の古い街並みを散策(滞在目安:3時間)
    再び平渓線で瑞芳駅まで戻り、駅前からバスに乗って「九份老街」で下車します。ここからは、赤い提灯が灯るノスタルジックな石段の道がメイン。有名なお茶屋さん「阿妹茶樓」でお茶を楽しみながら、日が暮れて提灯に明かりが灯るのを待つのが、王道の過ごし方です。
  • 18:00:「台北101」から宝石のような夜景を鑑賞(滞在目安:1.5時間)
    九份から台北へ戻る際は、バスが便利です。瑞芳駅に戻るルートもありますが、「1062番」のバスに乗れば、乗り換えなしで台北市内の「忠孝復興駅」まで行けます。そこからMRTブルーライン(板南線)で「市政府駅」へ移動し、台北101へ。展望台から見下ろす夜景は、まさに圧巻の一言です。
  • 20:00:「鼎泰豊」で世界レベルの小籠包に舌鼓
    夕食は、もはや説明不要の名店「鼎泰豊」の台北101店へ。ただし、待ち時間は覚悟してください。公式アプリで待ち時間を確認できるので、先に番号札を取っておき、台北101を観光するのが賢い動き方になります。定番の小籠包はもちろん、チャーハンも絶品なので、ぜひ試してみてください。

九份や十分へ個人で行く場合、特に週末は電車やバスが信じられないほど混雑します。時間に余裕を持った行動を心がけてください。私自身、帰りのバスが満員で何台も見送るしかなく、ヒヤッとした苦い経験があります。もし、こうした移動の不安や手配の手間をなくしたいのであれば、KKdayやKlookといったサイトで、日本語ガイド付きの日帰りツアーを予約するのも、非常に賢い選択肢の一つだと付け加えておきます。

【3日目:悠久の歴史とアート、そして心と体を癒やす日】

プラン概要:
世界的な至宝に触れた後、台北最強のパワースポットで心を清め、若者の街を散策。最後は台湾式マッサージで旅の疲れをリセットします。

  • 09:30:「故宮博物院」で人類の宝と対面(滞在目安:3時間)
    MRTレッドラインで「士林駅」へ。そこから「紅30」番のバスなどに乗り換えて博物院正面で下車します。ここは、あまりにも収蔵品が多いため、すべてを見ようとすると一日がかりになってしまいます。有名な「翠玉白菜」や「肉形石」など、事前に「これだけは絶対に見たい」というものを3つほどに絞っておくと、満足度が高くなりますよ。
  • 13:30:台北最強のパワースポット「龍山寺」へ(滞在目安:1時間)
    MRTブルーラインに乗り、「龍山寺駅」で下車。ここは、台湾の人々の信仰の中心地の一つで、非常に装飾が美しいお寺です。台湾式のお参り作法は少し独特ですが、周りの人の見様見真似で挑戦してみてください。熱心に祈る人々の姿を見ているだけでも、心が洗われるような気持ちになるから不思議です。
  • 15:00:「西門町」で若者のカルチャーに触れる(滞在目安:2時間)
    龍山寺から一駅、「西門駅」で降りれば、そこは”台湾の渋谷”とも呼ばれる若者の街。最新のファッションやコスメ、タピオカドリンクのスタンドなどがひしめき合っています。正直なところ、私のような40代には少し眩しい街ですが、台湾の「今」を感じるには面白い場所です。お土産探しにも良いかもしれません。
  • 18:00:足つぼマッサージで旅の疲れを癒やす
    たくさん歩いた旅の締めくくりに、台湾名物の足つぼマッサージはいかがでしょうか。中山駅周辺や、ホテルの近くなど、多くのマッサージ店があります。相場は60分で1,000元前後。少し痛いかもしれませんが、終わった後の足の軽さは格別です。頑張った自分へのご褒美ですね。

【4日目:最後の朝食を楽しみ、思い出と共に帰路へ】

プラン概要:
最終日はフライトの時間から逆算して行動します。台湾ならではの朝食を味わい、心残りのないよう最後のショッピングを楽しみましょう。

11:30:空港へ移動
余裕をもって、MRTやバスで桃園国際空港へ。楽しかった旅の思い出を胸に、帰国の途につきます。

午前:フライトの時間に合わせて行動
例えば14:00のフライトであれば、12:00には空港に到着しておきたいところ。そこから逆算して、朝の過ごし方を決めます。

08:00:台湾式の朝食を味わう
もし時間に余裕があれば、MRT善導寺駅近くの「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」で、台湾の伝統的な朝食を体験してみてください。鹹豆漿(シェントウジャン)という、豆乳のスープは絶品です。ただし、常に行列ができているので、1時間待ちは覚悟してください。時間がなければ、ホテルの近くでローカルな朝食店を探すのもまた一興です。

10:00:お土産の買い足し
定番のパイナップルケーキは、「サニーヒルズ」や「オークラプレステージ台北」のものが人気です。スーパーマーケット(「カルフール」や「ウェルカムスーパー」など)に立ち寄って、台湾のお菓子や調味料を探すのも、旅慣れた感じがして楽しいものですよ。


“映え”重視の2泊3日!最強の女子旅プラン

“映え”重視の2泊3日!最強の女子旅プラン

気の合う友人との台湾旅行、きっとInstagramの「保存済み」リストには、カラフルなお寺やレトロな街並み、可愛いカフェの写真がたくさん並んでいることでしょう。ただ、実際に旅の計画を立てようとすると、「この場所とあの場所、どういう順番で巡れば効率がいいんだろう?」「どうすれば、みんなが『いいね!』って押したくなるような、統一感のある素敵な写真が撮れるんだろう?」と、頭を悩ませてしまうものですよね。

分かります。旅の良し悪しが「どれだけ心に響く写真が撮れたか」で決まるのなら、モデルコースも単なる場所の羅列では意味がありません。そこでここでは、40代の私なりに「もし自分の娘に『撮れ高』重視のプランを組んであげるなら」という視点で、光の時間帯、構図、そして写真のテーマ性まで考え抜いた「写真撮影のための脚本」とも言えるモデルコースを提案させてください。この通りに巡れば、あなたの旅はきっと、最高の思い出と作品で溢れるはずですよ。

【1日目:午後の光と影が主役。レトロ・ノスタルジックな世界へ】

撮影テーマ:
初日は、台北到着後の午後から夕暮れにかけての、柔らかく、そしてドラマチックに変化する光を最大限に活かします。古き良き台湾の面影が残るエリアで、物語性を感じる一枚を狙いましょう。

  • 午後:ホテルは「中山エリア」に。まずはカフェで撮影練習
    台北に到着したら、まずはおしゃれなカフェや雑貨店が集まる中山エリアのホテルへ。荷物を置いたら、さっそく近くのカフェで作戦会議です。ここでは、旅の始まりを告げる一枚を。例えば、可愛いラテアートが施されたカップと、旅のしおりをテーブルに並べて真上から撮るだけで、おしゃれな雰囲気が生まれます。
  • 15:30~17:30:「迪化街」で西日を味方につける
    MRTグリーンラインで「北門駅」へ。ここから歩いてすぐの迪化街(ディーホアジエ)へ向かいます。この時間帯を狙うのには理由があります。午後の傾いた光が、赤レンガの建物に長い影を落とし、街全体がノスタルジックなオレンジ色に染まるからです。
    撮影TIPS:カゴいっぱいのドライフルーツや漢方薬店のカラフルな看板を背景に、あえてカメラから目線を外し、何かに夢中になっている自然な表情を撮ってみましょう。友人と二人で、レトロな建物の前で少し距離をあけて立ち、お互い違う方向を見つめるだけでも、雰囲気のある写真になります。
  • 18:30~:「新北投」の温泉で湯けむり美人を狙う
    少し移動しますが、MRTレッドラインを乗り継いで「新北投駅」へ。温泉地の湯けむりは、最高のソフトフィルターになります。おすすめは、日本の老舗旅館「加賀屋」や「日勝生新秀閣」などが提供する日帰り入浴プラン。浴衣を借りられる場所も多く、湯上がりに少し火照った顔で、湯けむりの中に佇む姿は、間違いなく「エモい」一枚になるでしょう。ここでは、カメラのレンズが曇らないようにだけ注意してくださいね。

【2日目:台北の「色」を探す旅。カラフル&アートな一日】

撮影テーマ:
二日目は、台北が持つ様々な「色」を写真に収めていきます。極彩色の寺院から、ビビッドなフルーツ、夜市のネオンまで。一日を通して、あなたのInstagramフィードを鮮やかに彩る写真を撮り集めましょう。

  • 09:30:「龍山寺」の極彩色をクリアに撮る
    MRTブルーラインで「龍山寺駅」へ。多くの観光客で賑わう前の、午前中の澄んだ光の中で撮影するのがおすすめです。龍が舞う屋根や、緻密な彫刻のディテールまで、くっきりと写し取ることができます。
    撮影TIPS:広角レンズやスマートフォンの広角モードを使い、下から見上げるように撮ると、屋根の壮大さと空の青を一枚に収められます。人物を入れるなら、カラフルな背景に負けないよう、少し濃いめの色の服を着ていくと良いかもしれません。
  • 11:00:「剥皮寮歴史街区」でタイムスリップ
    龍山寺から歩いてすぐ。清朝時代の街並みが保存されている、レンガ造りの美しいエリアです。赤いレンガの壁は、それだけで最高の背景になります。シンプルな白いTシャツで壁の前に立つだけで、まるでファッション誌の1ページのようになりますよ。
  • 12:30:「永康街」でグルメ写真の腕を磨く
    MRTレッドラインで「東門駅」へ。ここは小籠包やマンゴーかき氷の名店がひしめくグルメ天国です。ただ食べるだけでなく、ここでも撮影を楽しみましょう。
    撮影TIPS:「思慕昔(スムージー)」の山盛りマンゴーかき氷は、真上から撮るのが定番ですが、友人にスプーンですくってもらい、その瞬間を横から撮ると、シズル感と楽しそうな雰囲気が伝わる一枚に。小籠包は、湯気が立ち上っているアツアツのうちがシャッターチャンスです。
  • 18:00~:「饒河街夜市」と「彩虹橋」のマジックアワー
    MRTグリーンラインで「松山駅」へ。5番出口を出ると、目の前にカラフルにライトアップされた「彩虹橋(レインボーブリッジ)」が現れます。日が沈み、空が青から深い藍色に変わる「マジックアワー」が、橋と人物を最も美しく撮れるゴールデンタイム。橋を背景にシルエットで撮るのも素敵です。その後は、すぐ隣の「饒河街夜市」へ。有名な「福州世祖胡椒餅」の行列に並んでいる時間も、ネオンを背景にしたポートレート撮影のチャンスです。

【3日目:台湾の日常にある「可愛い」を切り取る朝】

撮影テーマ:
最終日は、フライトまでの時間を使い、台湾のローカルな朝の風景や、お土産といった「物撮り」で、旅のアルバムに彩りを加えます。

  • 09:00:ローカルな朝食店で「物語」を撮る
    台湾の朝食店は、レトロな食器や活気のある雰囲気が魅力です。豆乳スープの「鹹豆漿(シェントウジャン)」や台湾式クレープ「蛋餅(ダンビン)」を注文したら、食べる前に一枚。湯気の向こうに映る友人の笑顔や、テーブルに並んだ朝食全体を撮ることで、旅のワンシーンを切り取ってみましょう。
  • 10:30:お土産探しも、最高の撮影機会に
    フライトの時間まで、最後のショッピングを楽しみます。ただ買うだけでなく、ここでも撮影を。例えば、パッケージが可愛いパイナップルケーキをいくつかホテルのベッドに並べて撮ったり、買ったばかりのコスメを手のひらに乗せて撮ったり。こうした物撮り写真が、後から旅のディテールを豊かに思い出させてくれます。

女子旅の「撮れ高」をさらに上げるヒント

このプランに、ぜひ「台湾シャンプー」を加えてみてください。座ったままシャンプーしてくれて、最後は髪の毛をツンと立てたり、面白い形にしてくれたりします。その泡だらけの姿は、間違いなく旅一番のユニークな写真になりますよ。また、定番のタピオカミルクティーも、お店のロゴがおしゃれなカップを選んで、街の壁を背景に撮るだけで、立派な作品になるから不思議です。あなたがファインダーを通して切り取るすべての瞬間が、最高の思い出になるはずです。


【着せ替えプラン】台北は卒業。古都・台南で過ごす、大人のための2泊3日

【着せ替えプラン】台北は卒業。古都・台南で過ごす、大人のための2泊3日

台北の主要な観光地を一度巡ると、次に台湾を訪れる際には、また違った顔を見てみたくなりますよね。「台湾の京都」とも称される古都・台南は、まさにそんな旅慣れた方にこそ訪れてほしい場所です。私自身、妻と初めて台南を訪れた時、そのゆったりと流れる時間と、街の奥深さにすっかり魅了されてしまいました。

ただ、お察しの通り、ガイドブックを開いても台南の情報は台北の陰に隠れがち。特に、私たちのような世代向けの、落ち着いた過ごし方の情報はなかなか見つからないものです。だからこそ、ここでは私が実際に歩いてみて「これは心地よい」と感じた、2泊3日のモデルコースをご提案します。これは、観光地をスタンプラリーのように巡る若者向けの旅ではありません。歴史の香りを楽しみ、美味しいものを少しずつ味わい、そして何より、ご夫婦のペースで街の空気感をじっくりと感じるための、いわば「大人のための旅のしおり」です。

台南の旅で一つ、心に留めておいていただきたいのは、市内には台北のようなMRT(地下鉄)がない、ということです。移動の基本はバスかタクシーになります。バスも趣があって良いのですが、効率と快適さを考えれば、私はポイントでのタクシー利用を強くおすすめします。日本に比べて料金も手頃ですし、何より貴重な時間と体力を消耗せずに済みますからね。

【1日目:古都の玄関口へ。歴史のプロローグと優しい夜】

プラン概要:
台北から新幹線で快適に移動し、台南へ。初日は無理をせず、街の中心部の雰囲気に触れ、地元で愛される滋味深いグルメで、台南の夜を穏やかに始めます。

  • 14:00:台湾高速鉄道(HSR)で台南駅に到着
    台北駅から約1時間半~2時間。車窓からの風景が、都会から緑豊かな田園へと変わっていくのを眺めるのも、旅の楽しみの一つです。高鉄台南駅から市内中心部へは、台鉄沙崙線に乗り換えて台南駅へ向かうか、直接タクシーを利用するのが便利でしょう。
  • 15:30:ホテルにチェックイン
    宿泊先は、主要な古跡や美味しいお店が集まる「中西区」が断然便利です。荷物を置いたら、まずは一息つきましょう。
  • 17:00:「神農街」を散策(滞在目安:1.5時間)
    かつての面影を残す、風情ある小道です。多くの観光客が提灯の灯る夜を目指しますが、私は日が暮れる前の、静かな時間帯に訪れるのが好きです。西日が差し込み、建物の陰影が美しく浮かび上がる様は、とても絵になります。まだ開店準備中の店先を眺めながら、ゆっくりと歩いてみてください。
  • 19:00:夕食は台南名物「牛肉湯」または「海鮮粥」
    夕食は、行列のできる有名店よりも、地元の人々が夜食にふらりと立ち寄るようなお店はいかがでしょうか。新鮮な牛肉に熱々のスープをかけた「牛肉湯(ニョウロウタン)」は、さっぱりとしながらも奥深い味わい。また、新鮮な海の幸の出汁が凝縮された「海鮮粥」も、疲れた体に優しく染み渡ります。こういったお店は、派手さはありませんが、台南の食文化の深さを感じさせてくれます。

【2日目:古跡を巡り、運河の風に吹かれる一日】

プラン概要:
台南の歴史を語る上で欠かせない二大エリア、「赤崁樓」周辺と「安平」を巡ります。詰め込みすぎず、散策と休憩を挟みながら、悠久の時に思いを馳せる、知的な好奇心を満たす一日です。

  • 09:30:「赤崁樓(せきかんろう)」とその周辺を散策(滞在目安:2.5時間)
    オランダ統治時代に築かれた、台南のシンボルです。赤レンガの建物と、中国式の庭園のコントラストが美しい場所。ここを起点に、すぐ近くにある「祀典武廟」や「大天后宮」といった、国の一級古跡に指定されている重要なお寺も合わせて巡るのがおすすめです。一つ一つの寺廟の彫刻や歴史に、思わず時間を忘れて見入ってしまいますよ。
  • 12:30:昼食は元祖「担仔麺(タンツーメン)」に舌鼓
    お昼は、台南発祥の「度小月」で名物の担仔麺を。小ぶりなサイズなので、他にも気になる料理をいくつか注文して、ご夫婦で分け合って楽しむのが良いでしょう。
  • 14:00:タクシーで「安平地区」へ(滞在目安:3時間)
    午後は、少し足を延ばして港町の安平へ。ここも「安平古堡」や、ガジュマルの木が建物を侵食した神秘的な「安平樹屋」など、見どころが多いエリアです。歴史散策の後は、運河沿いのカフェで、心地よい川風に吹かれながらコーヒーを一杯。そんなゆとりある時間こそ、大人の旅の醍醐味ではないでしょうか。
  • 18:30:少し特別なレストランで台湾料理を味わう
    夜は、少し落ち着いた雰囲気のレストランで、洗練された台湾料理をゆっくりと味わうのも良いものです。例えば「赤崁擔仔麵」のように、コースで様々な台南名物を楽しめるお店もあります。

2日目のように複数のエリアを巡る日は、半日(4時間程度)タクシーをチャーターしてしまうのも、非常に賢い選択です。料金も交渉次第ですが、日本円で1万円前後が目安になるかと思います。ドライバーさんにおすすめのローカルスポットを教えてもらえる、なんていう嬉しい出会いもあるかもしれません。

【3日目:街の暮らしを感じ、思い出を鞄に詰める朝】

プラン概要:
最終日は、台南の現代の暮らしと歴史が交差する場所を訪れます。慌ただしくお土産を探すのではなく、その品物が生まれた背景にも思いを馳せながら、旅の記念を選びましょう。

12:00:空港へ
名残惜しいですが、帰国の準備です。ホテルで荷物を受け取り、タクシーで高鉄台南駅へ。駅で台湾名物の駅弁「台鐵便當」を買い、帰りの新幹線で旅の余韻に浸るのもまた一興ですよ。

09:00:朝食に「サバヒー粥」を体験
台南の人々の朝食として欠かせないのが、虱目魚(サバヒー)という魚を使ったお粥やスープです。骨が丁寧に取り除かれた白身魚は、淡白で上品な味わい。地元の活気ある食堂で、人々の日常に混じって朝食をとる時間は、何よりの思い出になります。

10:30:「林百貨店」で上質な時間を過ごす
日本統治時代に建てられた台湾初のデパートをリノベーションした、美しい建物です。中には、台湾各地からセレクトされた質の良い雑貨や食品が並び、見ているだけでも楽しめます。ここでなら、ご友人やご家族へのお土産も、きっと素敵なものが見つかるでしょう。屋上には台南で唯一の屋上神社もあり、街並みを一望できます。


【台南・大人旅の極意】旅をさらに味わい深くする5つの視点

【台南・大人旅の極意】旅をさらに味わい深くする5つの視点

先のセクションでは、台南を巡る2泊3日のモデルコースをご紹介しました。もちろん、あのプラン通りに巡っていただくだけでも、古都の魅力は十分に感じていただけるはずです。ただ、せっかくのご夫婦でのご旅行、特に私たちのような世代の旅は、決められたルートをなぞるだけでは少し物足りなく感じませんか。その場の空気や、偶然の出会いを大切にする、そんな自由さこそが旅の醍醐味だと、私は考えています。

そこでここでは、台南という街をさらに味わい深く、そしてご自身のものとして楽しむための、少し違った視点からのヒントを5つほどお話しさせてください。これは、ガイドブックにはあまり載っていないかもしれませんが、知っているだけで旅の解像度がぐっと上がる、いわば「大人のためのスパイス」のようなものです。

台南・大人旅を成功させるための5つのヒント

  • 1. 食事は「はしご」を前提に、小吃(シャオチー)文化に飛び込む
    台南は「美食の都」と呼ばれますが、その真髄は一皿が小ぶりな屋台料理、「小吃(シャオチー)」にあります。私であれば、一つの店で満腹になるのではなく、「牛肉湯」を一杯、「ちまき」を一つ、「担仔麺」を一杯…というように、気になるお店を少しずつつまみながら歩く「はしご小吃」を楽しみます。一食あたりの予算は50~150元程度。ご夫婦で一つを分け合えば、さらに多くの種類を味わえます。有名店を探すのも良いですが、地元の人で賑わう店にふらりと入ってみる勇気が、忘れられない味との出会いを生みますよ。
  • 2. 「路地裏こそが台南の素顔」と心得る
    赤崁樓や安平古堡といった壮大な古跡はもちろん素晴らしい。しかし、台南の本当の美しさは、名前のない路地裏にこそ宿っている気がします。赤レンガの壁を伝う緑、美しいデザインの窓の鉄格子、軒先に並べられた植木鉢。そういった人々の暮らしの息遣いが感じられる風景に、ぜひカメラを向けてみてください。目的地を定めず、ただ気の向くままに歩く時間。これこそ、台南が与えてくれる最高に贅沢な時間です。
  • 3. 喧騒を離れ、古民家カフェで「何もしない」時間を作る
    若者向けの流行りのカフェも良いですが、台南には、古い建物をリノベーションした静かで趣のある喫茶店(咖啡廳)がたくさんあります。そうした場所で、香り高い台湾コーヒーをいただきながら、歩き疲れた足を休ませる時間を取り入れてみてください。旅の記録をつけたり、ただ窓の外を眺めたり。次の予定を詰め込むのではなく、あえて「何もしない時間」を愉しむことで、旅の記憶はより深く心に刻まれるものです。
  • 4. 歴史を「点」ではなく「線」で捉えてみる
    台南の街を歩いていると、様々な時代の建築様式が混在していることに気づかされます。例えば、「赤崁樓(17世紀・オランダ統治時代)」、「孔子廟(17世紀末・清朝統治時代)」、そして「林百貨店(20世紀・日本統治時代)」。これらの場所を訪れる時、ただ個別の「点」として見るのではなく、台湾が経験してきた複雑な歴史の「線」として捉えると、街の風景がより立体的に見えてきます。「この道は、どの時代に作られたのだろう」そんなことを考えながら歩くのも、知的な楽しみ方の一つではないでしょうか。
  • 5. タクシー運転手を、一日だけの「専属ガイド」にしてみる
    前述の通り、台南での移動はタクシーが快適です。特に一日チャーターすれば、それは単なる移動手段以上の価値を持ちます。私の場合、行きたい場所のリストを運転手さんに見せ、「この辺りで、地元の人しか行かない美味しいお店はない?」と尋ねることにしています。すると、ガイドブックには載っていない情報を教えてくれることも少なくありません。言葉の壁は少しあるかもしれませんが、行きたい場所の住所や店名を漢字で書いたメモを見せれば、大抵は伝わります。そんな一期一会の交流も、旅の素晴らしい思い出になるはずです。

結局のところ、最高の旅のプランとは、ご自身の「心地よさ」を物差しにして、その場で柔軟に組み立てていくものなのかもしれません。私がここでご紹介したヒントも、すべてを実践する必要は全くありません。その日のご体調や気分、そして何よりご夫婦の「こっちの方が面白そうじゃないか」という直感を大切にしてください。それこそが、誰にも真似できない、あなただけの特別な台南旅行を完成させる、最後の秘訣なのだと私は信じています。


これだけは必食!あなたの旅のスタイルに合わせたグルメの選び方

これだけは必食!あなたの旅のスタイルに合わせたグルメの選び方

さて、ここまで3つの異なるスタイルの旅の形を提案してきました。思考停止で王道を巡る旅、最高の「映え」を追求する旅、そして古都でゆったりと過ごす大人の旅。どのプランを選ぶにしても、台湾旅行の中心が「食」であることに変わりはありません。しかし、情報が溢れる中で、一体何を食べれば正解なのか、迷ってしまいますよね。

そこで最後に、これまでご紹介したグルメの中から、あなたの旅のスタイルに合わせて「これを選ぶと、もっと旅が楽しくなりますよ」という、私なりの視点をお話しさせてください。これは単なるおすすめリストではありません。あなたの旅を、よりあなたらしくするための最後のヒントです。

定番グルメは「旅の目的」で選ぶのが正解

台湾を代表するこれらのグルメも、誰と、どんな目的で旅をするかによって、その楽しみ方は変わってきます。

小籠包(シャオロンバオ):
もしあなたが、初めての台湾で「絶対に失敗したくない」と考えているのであれば、やはり一度は「鼎泰豊」を体験しておくことをお勧めします。世界基準のサービスと安定した味は、あなたの旅に安心感を与えてくれるでしょう。一方で、もっと冒険したい、ローカルな味を知りたいという方は、「杭州小籠湯包」のような、地元の人で賑わうお店に挑戦すると、また違った発見があるはずです。

魯肉飯(ルーローファン)と鶏肉飯(ジーローファン):
これは、台湾の日常に溶け込むための最高のツールです。特に、効率よく動きたい方にとっては、注文してすぐに出てくるファストフードとして、これほど心強い味方はありません。中正紀念堂の近くにある「金峰魯肉飯」や、寧夏夜市の「方家鶏肉飯」など、観光の合間にさっと立ち寄れる名店も多い。一杯30~50元程度という手軽さも魅力で、小腹を満たして次の目的地へ向かう、そんなスマートな旅を可能にしてくれます。

牛肉麺(ニョウロウミェン):
これは、じっくりと腰を据えて食事を楽しみたい時に選びたい一品です。大きな牛肉がごろごろ入った一杯は、それだけで満足感が高い。もしあなたが「映え」を意識するなら、モダンでおしゃれな器で提供されるお店を探してみるのも面白いかもしれません。一杯の牛肉麺にも、お店の哲学や美意識が反映されているものです。

豆花(トウファ):
台湾の優しい甘さを象徴するデザート。特に、レトロな街並みやおしゃれなカフェを巡る女子旅には欠かせない存在でしょう。カラフルなトッピングを選んで、自分だけの一皿を完成させる時間は、それ自体が楽しいアクティビティになります。歩き疲れた午後に、冷たい豆花で一息つく。そんなゆったりとした時間を、ぜひ旅の計画に組み込んでみてください。

夜市は「体験したい雰囲気」で選ぶ

台北には大小さまざまな夜市がありますが、それぞれに個性があります。どこへ行くかは、あなたがそこで何を体験したいかで決めると、ミスマッチがありません。

士林夜市(シーリンイエシー):
ここは、いわば「食のテーマパーク」です。もしあなたが、初めての台湾で、とにかくあの熱気と活気を肌で感じたいのであれば、迷わずここへ向かうべきです。顔ほどある巨大なフライドチキン「豪大大雞排」を片手に、人波をかき分けて進む。それ自体が、忘れられない思い出になるでしょう。

饒河街観光夜市(ラオハージエグァングアンイエシー):
こちらは、美味しい屋台が一本道にぎゅっと凝縮された「食いしん坊のためのストリート」と言えるかもしれません。移動距離が少なく、効率的に有名店の味を楽しめるのが最大の魅力です。行列必至の「福州世祖胡椒餅」や、漢方の滋味深いスープ「陳董藥燉排骨」など、目的の名物を次々と制覇していく達成感が味わえます。

その他の夜市:
もしあなたが、もっとローカルで落ち着いた雰囲気を好むのであれば、地元の人々に愛される「寧夏夜市(ニンシアイエシー)」なども良い選択肢です。観光客向けの派手さはありませんが、その分、台湾の日常の食文化を垣間見ることができるでしょう。

夜市を訪れる際は、ウェットティッシュと、ゴミを入れるための小さなビニール袋は必需品です。また、注文に自信がなければ、メニューを指差しながら「這個(ジェイガ)」(これ)と「一個(イーガ)」(ひとつ)と言うだけで、大抵のことは伝わります。少しの勇気が、旅を何倍も楽しくしてくれますよ。

ここまで、様々なモデルコースやヒントをお話ししてきました。しかし、これらはあくまで、あなたの旅をより良くするための「地図」にすぎません。私が本当に伝えたいのは、最高の旅の思い出は、時に道に迷い、計画通りにいかなかったハプニングの中にこそ生まれる、ということです。偶然見つけた路地裏の食堂の味に感動したり、言葉が通じないながらも親切にしてくれた地元の人に感謝したり。どうか、この地図を片手に、あなただけの台湾の物語を、自由に、そして大胆に紡いできてください。あなたの旅が、素晴らしいものになることを、心から願っています。


旅行プランを完璧に!予算・準備・交通の全知識

旅行プランを完璧に!予算・準備・交通の全知識

結局いくら?台湾旅行の費用まるわかり解説

結局いくら?台湾旅行の費用まるわかり解説

さて、ここまで3つの具体的なモデルコースを提案してきましたが、やはり一番現実的に気になるのは、「で、その旅は結局いくらで実現できるの?」というお金の話ですよね。よくある「台湾旅行は総額〇円~〇円」といった大雑把な情報では、なかなか自分のケースに置き換えて考えにくいものです。

そこでこの最後のセクションでは、これまでご紹介した3つのプランを実践した場合、一体どれくらいの費用がかかるのか、具体的な内訳と共にシミュレーションしてみましょう。これを見れば、あなたの理想の台湾旅行が、いくらくらいの予算で実現可能なのか、はっきりとイメージが湧くはずですよ。

まぁ、正直なところ、台湾は本当に旅行者に優しい場所で、特に食費や交通費は驚くほど安く済みます。予算の大部分を占めるのは、やはり日本で手配する航空券とホテル。ここをどうコントロールするかが、全体の費用を左右する最大の鍵、と言えるでしょう。

ケース別費用シミュレーション①:王道の3泊4日プラン

まずは、「初めての台湾、王道ルートで失敗したくない!」という方向けのシミュレーションです。LCC(格安航空会社)を利用し、宿泊は清潔感のあるエコノミーホテルを想定しました。

項目費用目安備考
航空券(LCC往復)45,000円週末や連休を少し外すだけで、かなり安く抑えられます。
ホテル代(3泊)24,000円台北駅や中山駅周辺で、1泊8,000円程度のホテルを想定。
食費(4日間)15,000円夜市やB級グルメ中心なら、1日4,000円弱でも大満喫できます。
交通費(4日間)3,000円悠遊カード利用で、MRTとバスをフル活用した場合の目安です。
観光・入場料など4,000円故宮博物院(約1,750円)、台北101(約3,000円)などを含みます。
お土産・雑費10,000円定番のパイナップルケーキや雑貨などを想定した、標準的な金額です。
【合計】約101,000円航空券やホテルの工夫次第で10万円を切ることも十分可能です。

ケース別費用シミュレーション②・③:目的に合わせた旅の場合

次に、特定の目的に特化した旅の費用感を見ていきましょう。旅のスタイルが変われば、お金のかけどころも変わってきます。

ケース②:「映え」重視の女子旅(2泊3日)の場合
おしゃれなカフェ巡りや写真撮影がメインの旅です。滞在は短いですが、カフェ代などが少し嵩むかもしれません。

  • 航空券(LCC往復):45,000円
  • ホテル代(2泊):24,000円(中山エリアのおしゃれなホテルを想定し、1泊12,000円と少し高めに設定)
  • 食費・カフェ代(3日間):15,000円
  • 交通費・その他(3日間):5,000円
  • 【合計】約89,000円


ケース③:大人のための古都・台南旅(2泊3日)の場合
台北を卒業し、ゆったりと台南を巡る旅です。台北からの新幹線代と、現地でのタクシー利用が費用に加わります。

  • 航空券(FSC往復):70,000円(LCCではなく、少し快適な大手航空会社を想定)
  • ホテル代(2泊):30,000円(落ち着いた雰囲気の、少し良いホテルを1泊15,000円で想定)
  • 台北⇔台南の交通費:約13,500円(台湾新幹線HSRの往復料金)
  • 食費(3日間):20,000円(ローカルフードに加え、少し良いレストランでの食事も考慮)
  • 現地交通費・その他(3日間):10,000円(台南ではタクシー利用が増えるため)
  • 【一人当たりの合計】約143,500円(ご夫婦で約287,000円)

【結論】あなたの旅は、いくらで実現できる?

ご覧いただいた通り、同じ台湾旅行でも、行き先や目的によって費用は大きく変わってきます。

  • 王道コース(3泊4日):約10万円
  • 映え女子旅(2泊3日):約9万円
  • 大人の台南旅(2泊3日):約14.5万円(一人当たり)

これが、今回のモデルコースに基づいた、より現実的な費用の目安です。大切なのは、ご自身の旅で「どこにお金をかけたいか」を考えること。私であれば、ホテル代は抑えてでも、食には一切妥協したくありません。あなただけの予算配分を考える時間も、きっと旅の楽しい準備の一つになるはずですよ。


これで迷わない!MRTと悠遊カード攻略法

これで迷わない!MRTと悠遊カード攻略法

台北市内を観光する上で、あなたの最強の味方となってくれるのがMRT(地下鉄)です。路線は色分けされ、駅名には番号も振られていて、旅行者にも非常に分かりやすい。車両も駅も清潔で、運賃も安い。これを使いこなせるかどうかで、旅の快適さが劇的に変わると言っても、決して大げさではありません。そして、そのMRT旅を成功させる絶対的な鍵となるのが「悠遊カード(EasyCard)」なのです。

MRT(地下鉄)の基本の乗り方

日本の地下鉄に乗れる方であれば、本当に何も心配することはありません。券売機で目的地までのトークン(ICチップ入りの青いコイン)を買い、改札でタッチ。降りる時に改札の投入口に入れる。基本はこれだけです。

ただ、考えてみてください。乗るたびに毎回、小銭を用意して券売機に並び、路線図と睨めっこして料金を確認する…。貴重な観光時間の中で、この手間は正直なところ、かなり勿体ないですよね。そこで登場するのが、悠遊カードというわけです。

ここで一つだけ、絶対に覚えておいてほしい、日本とは違う台湾の重要なルールがあります。それは、MRTの改札内に入ったら、ホームや車内では飲食が一切禁止されていることです。これには、ガムや飴を口にすることも含まれます。もし見つかると、最大で7,500元(約35,000円)という高額な罰金が科される可能性がありますので、これだけはくれぐれもご注意ください。

悠遊カード(EasyCard)の購入とチャージ

悠遊カードは、日本のSuicaやICOCAと全く同じ感覚で使える、チャージ式の交通系ICカードです。これ一枚あれば、MRTやバスの運賃が割引になるだけでなく、コンビニやスーパー、一部のタクシーや様々なお店で、ピッと触れるだけで支払いが完了します。まさに、台湾旅行の必須アイテムと言えるでしょう。

購入場所とチャージ額の目安:
カードは空港のMRT駅カウンターや、台北市内の各MRT駅のインフォメーションカウンターで購入できます。カード本体の価格が100元で、そこに使いたい金額をチャージする仕組みです。チャージ額は、あなたの旅のスタイルによって調整するのが賢いやり方です。

  • 王道コース(3泊4日)の場合:
    ご紹介したプランでは、移動のほとんどがMRTで、2日目の九份へ向かう際にバスを利用します。このケースであれば、最初に合計500元(カード代100元+チャージ400元)を購入しておけば、3日目の終わり頃まではまず安心です。残高が100元を切ったら、駅のチャージ機で100~200元ずつ追加していく、という感覚で問題ないでしょう。
  • “映え”重視の女子旅(2泊3日)の場合:
    このプランでは、コンビニで可愛いドリンクを買ったり、雑貨店でちょっとした買い物をしたりと、細かな支払いシーンが増えるはずです。交通費としてだけでなく、電子マネーとしての利用も考えて、最初に合計700元(カード代100元+チャージ600元)ほど入れておくと、いちいちお財布を出さずに済み、非常にスマートに行動できますよ。
  • 大人の台南旅(2泊3日)の場合:
    このプランを選ぶ方は少し注意が必要です。ご存知の通り、台南市内にはMRTがなく、悠遊カードが活躍するのは主にバスやコンビニでの支払いです。また、台北から台南へ向かう台湾高速鉄道(HSR)の指定席券は、悠遊カードでは購入できません。台南での移動をタクシー中心で考えているのであれば、悠遊カードへのチャージは最低限の200~300元程度に留めておくのが賢明です。

チャージ方法:
各MRT駅に設置されているチャージ機で、現金を使って簡単に行えます。機械は日本語表示に切り替えられますので、操作に迷うことはありません。

私がこのカードをこれほど強くおすすめする最大の理由は、それがもたらしてくれる「時間の節約」と「精神的な余裕」にあります。切符の買い方が分からず改札前でまごつく、小銭が足りずに支払いで焦る…。旅先でのこうした小さなストレスは、想像以上に楽しさを削いでしまうものです。悠遊カードは、そんな「もしも」の不安からあなたを守ってくれる、一枚のお守りのような存在。台湾に到着したら、パスポートの次に大切なものだと思って、ぜひ手に入れてください。


意外と知らない?台湾旅行の持ち物と注意点

意外と知らない?台湾旅行の持ち物と注意点

旅行の準備を万端に整えたつもりでも、現地の気候や文化の違いから「ああ、あれを持ってくれば良かった!」と後悔することは意外とあるものです。ここでは、私の数々の台湾旅行の経験から「これは本当に役立った」と感じる便利グッズと、知っておくだけで旅の快適さが格段に上がる現地のマナーや注意点について、具体的にお話しします。あなたの選んだプランに合わせて、特に注意すべき点をピンポイントでお伝えしますね。

【持ち物編】必須アイテムと“お守り”グッズ

【必須レベルの持ち物】

  • パスポート:言うまでもありませんが、残存有効期間は滞在予定日数以上あるか、今一度確認してください。
  • 航空券(eチケット):スマートフォンでの提示が主流ですが、充電切れなどの不測の事態に備え、印刷したものを一枚持っておくと、心の余裕が生まれます。
  • 現金(日本円・台湾ドル):空港の両替所はすぐに利用できて便利ですが、レートは市内の方が良いことが多いです。到着直後に必要な最低限(5,000円程度)だけ空港で両替し、残りは台北市内の銀行や公認の両替所で、というのが私のやり方です。
  • クレジットカード:ホテルやデパートでの支払いはもちろん、万が一現金が足りなくなった際の海外キャッシングにも使えます。JCBが使えるお店も多いのが、日本人には嬉しいところです。
  • 海外旅行保険の証書:これも絶対的なお守りです。スマートフォンの故障から急な病気まで、何が起こるか分からないのが海外。必ず加入しておきましょう。
  • スマートフォンと充電器:地図、翻訳、お店探しと、今や旅の生命線。これがないと始まりません。
  • ポケットWi-FiまたはSIMカード:特に、Instagramで行きたい場所を保存している方は、常にネットに繋がる環境がないと、計画そのものが成り立たなくなってしまいます。日本で事前に予約しておくのがスムーズです。

【あると旅の質が上がる“お守り”グッズ】

  • モバイルバッテリー:これはもはや必須に近いかもしれません。特に、一日中歩き回って写真もたくさん撮る【王道コース】や【“映え”重視プラン】では、10,000mAh以上の大容量タイプがあると、電池残量を気にせずに行動できます。
  • 歩きやすい靴:おしゃれも大切ですが、これだけは譲らないでください。【王道コース】で訪れる九份は、急な階段と石畳の連続です。また、【大人の台南旅】で古跡や路地裏を心ゆくまで散策するためにも、履き慣れたスニーカーがあなたの最高の相棒になります。
  • 羽織るもの:台湾は亜熱帯ですが、夏場ほど屋内は冷房が強く効いています。故宮博物院や台北101の展望台、デパートの中は、私には冷蔵庫のように感じられることも。外の暑さとの寒暖差で体調を崩さないよう、薄手のカーディガンは必ずカバンに忍ばせてください。
  • ウェットティッシュ・ティッシュ:【王道コース】で士林夜市を訪れる日や、【“映え”重視プラン】で饒河街夜市に行く日は、絶対に忘れないでください。手がベタベタになる美味しい屋台グルメが、あなたを待っていますから。
  • エコバッグ:台湾でもレジ袋は有料です。小さく折りたためるものが一つあると、お土産が増えた時に本当に重宝します。
  • 虫除けスプレー・かゆみ止め:【王道コース】で自然豊かな九份へ行く際や、夏場に公園などを散策する際には役立ちます。
  • 常備薬:胃腸薬、頭痛薬、バンドエイドなど、ご自身が使い慣れたものを小さなポーチにまとめておくと、いざという時の安心感が全く違います。

【注意点編】知っているだけでトラブルは防げる

トイレ事情:
これは台湾旅行で最も重要な注意点の一つです。多くのローカルな施設では、配水管が細いため、使用したトイレットペーパーを便器に流さず、横に設置されたゴミ箱に捨てます。「衛生紙請勿丟入馬桶」という表示を見たら、必ずそのルールに従ってください。特に、古い建物が魅力の【大人の台南旅】では、この習慣に出会うことが多いでしょう。水に流せるタイプのポケットティッシュを持参すると、さらに安心です。

タクシーの乗り方:
基本的には安全で便利な乗り物です。特に【大人の台南旅】では主要な足となります。ホテルで呼んでもらうか、大通りで黄色い車体の正規タクシーを拾いましょう。行き先は、口頭で伝えるよりも、住所や施設名を漢字で書いたメモを見せるのが最も確実です。台北での初乗り料金は現在85元(約400円)からと、日本よりかなり手頃なので、夜遅くなった時などは無理せず利用しましょう。

スリ・置き引き:
士林夜市、九份、西門町といった、【王道コース】や【“映え”重視プラン】で訪れる人でごった返す場所では、スリへの注意は怠らないでください。バッグは前に抱える、リュックは人混みでは体の前に持ってくるなど、基本的な対策でリスクは大幅に減らせます。

水道水は、絶対に飲まないでください。
台湾の水道水は、日本のものとは異なり、直接飲むのには適していません。歯磨きやうがいに使う程度なら問題ありませんが、飲み水は必ずコンビニやスーパーでミネラルウォーターを購入しましょう。ほとんどのホテルでは、毎日無料のボトルウォーターが部屋に補充されます。


エリア別!目的に合った台北・台南おすすめホテル

エリア別!目的に合った台北・台南おすすめホテル

ホテル選びは、旅の満足度を大きく左右する、本当に重要な要素です。どこを拠点にするかで、観光の効率や夜の過ごし方が全く変わってきますからね。ここでは、台北の主要な3つのエリアと、リピーターに人気の台南について、それぞれの特徴と、あなたの旅のスタイルに合わせた具体的なホテル名をご紹介します。これを見れば、ホテル選びの迷いはきっと晴れるはずです。

私の場合、旅の目的によって宿のエリアを明確に使い分けています。例えば、とにかく効率重視なら交通の便が最優先。グルメ旅なら、夜遅くまで美味しいものが食べられる場所。このように考えると、あなたにとってのホテル選びの軸が、自然と見えてくるはずですよ。

台北駅周辺:交通の利便性で選ぶなら

特徴:
台湾の玄関口であり、MRT、台湾鉄道、高速鉄道(新幹線)、そして各方面へのバスターミナルが集まる、まさに交通のハブ。空港からのアクセスも抜群で、九份など郊外へ足を延ばすにも非常に便利な立地を誇ります。デパートや巨大な地下街も充実しており、まさに「旅の拠点」として最強のエリアと言えるでしょう。
こんな人におすすめ:
・初めて台湾を訪れ、効率的に動きたい方
・滞在時間が短く、移動時間をとにかく節約したい方
・台北だけでなく、他の都市への移動も考えている方

このエリアのおすすめホテル例:

  • ホテルリラックスV(Hotel Relax V):
    台北駅の地下街出口からすぐという好立地。清潔で機能的な客室は、まさに「こういうので良いんだよ」という快適さ。コストパフォーマンスに優れ、効率を重視する方にぴったりです。(1泊 12,000円前後~)
  • シーザーパークホテル台北(Caesar Park Taipei):
    台北駅の目の前という最高のロケーションを誇る老舗ホテル。少し予算を上げれば、移動のストレスがほぼゼロになる安心感は、何物にも代えがたい価値があります。(1泊 17,000円前後~)
  • シチズンM 台北北門(citizenM Taipei North Gate):
    スマートでモダンなデザインが特徴の、新しいタイプのホテル。アプリでのチェックインなど、テクノロジーを駆使した効率的なサービスは、デジタルネイティブ世代には心地よいかもしれません。(1泊 13,000円前後~)

中山エリア:おしゃれとグルメを楽しむなら

特徴:
日系のデパートや高級ブランドが並ぶ一方で、路地裏にはおしゃれなカフェやセンスの良い雑貨店、隠れ家レストランが点在する洗練されたエリア。治安も良く、落ち着いた雰囲気が特に女性に人気です。台北駅からもMRTで一駅と、利便性と雰囲気を両立できるのが魅力です。
こんな人におすすめ:
・ショッピングやカフェ巡りを満喫したい女子旅
・夜は少し落ち着いた雰囲気で、美味しいものを楽しみたい方
・デザイン性の高い、おしゃれなホテルに泊まりたい方

このエリアのおすすめホテル例:

  • ザ・タンゴホテル台北南西(The Tango Hotel Taipei NanShi):
    スタイリッシュでモダンなデザインの客室は、どこを切り取っても絵になります。まさに「映え」を求める女子旅の拠点として最適。友人とのおしゃべりも弾むことでしょう。(1泊 15,000円前後~)
  • ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ(Hotel Royal-Nikko Taipei):
    言わずと知れた日系の高級ホテル。きめ細やかなサービスと日本語対応の安心感は抜群です。少し特別な旅行にしたい、という場合に間違いのない選択肢と言えます。(1泊 22,000円前後~)
  • ダブルツリー・バイ・ヒルトン台北中山(DoubleTree by Hilton Taipei Zhongshan):
    世界的なブランドの信頼感と、中山エリアらしいスタイリッシュさを兼ね備えたホテル。チェックイン時にもらえる温かいチョコチップクッキーも、旅の疲れを癒やしてくれます。(1泊 25,000円前後~)

西門町エリア:若者の活気と安さで選ぶなら

特徴:
「台北の原宿・渋谷」と称される、若者文化の発信地。ファッションビルやコスメショップ、映画館がひしめき合い、夜遅くまで多くの人で賑わっています。もちろん、B級グルメの宝庫でもあります。
こんな人におすすめ:
・とにかく宿泊費を抑えたい学生旅行の方
・夜市とはまた違う、夜の街の活気を存分に楽しみたい方
・最新のポップカルチャーに触れたい方

このエリアのおすすめホテル例:

  • 明日大飯店(Tomorrow Hotel):
    西門町の中心にあり、立地は抜群。設備はシンプルですが、宿泊費を抑えてアクティブに動きたい方には十分な選択肢です。(1泊 10,000円前後~)
  • ウィー カム ホステルズ(We Come Hostel):
    ただ安いだけでなく、旅行者同士の交流も楽しめるおしゃれなホステル。ドミトリーだけでなく個室もあり、新しい旅のスタイルを体験できます。(1泊 ドミトリー 4,000円前後~)

【番外編】台南:古都の風情を味わうなら

特徴:
「台北はもういい」という旅慣れた方には、古都・台南がおすすめです。台南にはMRTがないため、観光の拠点となる「中西区」、特に赤崁樓や孔子廟の周辺に宿を取るのが最も効率的。歴史的な建物をリノベーションした、趣のあるホテルが多いのが何よりの魅力です。
こんな人におすすめ:
・台北をリピートし、次の目的地を探している方
・喧騒を離れ、歴史や文化を感じながらゆったり過ごしたいご夫婦
・その土地の個性が感じられる、ユニークなホテルに泊まりたい方

このエリアのおすすめホテル例:

友愛街旅館(U.I.J Hotel & Hostel):
本や音楽、アートに囲まれた、非常に洗練された空間が魅力のホテル。ホステルも併設していますが、プライベートな客室は静かでデザイン性も高く、知的な好奇心を刺激してくれます。(1泊 15,000円前後~)

台南老爺行旅(The Place Tainan):
モダンなデザインの中に、台南の伝統的な窓枠(窗花)などの文化要素を巧みに取り入れた、まさに大人のためのホテル。その土地の文化を感じたいご夫婦に、これ以上ないほどぴったりです。(1泊 18,000円前後~)

シャングリ・ラ ファーイースタン 台南(Shangri-La Far Eastern, Tainan):
台南駅に隣接する、市内で最もグレードの高いホテルの一つ。最高の快適性と利便性を求めるなら、ここが間違いのない選択となるでしょう。高層階からの眺めも格別です。(1泊 21,000円前後~)


あなただけの台湾旅行計画モデルコースを完成させよう

あなただけの台湾旅行計画モデルコースを完成させよう
  • 初めての台湾旅行は3泊4日の王道コースがおすすめ
  • 見どころは九份・十分・故宮博物院・中正紀念堂・夜市
  • 2泊3日の女子旅は映えを意識し中山や永康街を中心に
  • 社会人の弾丸週末旅行は台北駅拠点で効率重視が鍵
  • 親孝行旅行はタクシーチャーターを活用しゆったりと
  • 食事は落ち着けるレストランを予約するのが安心
  • 台湾グルメの必食は小籠包と魯肉飯と牛肉麺
  • 夜市の活気を楽しむなら士林夜市か饒河街夜市へ
  • 旅行費用は節約すれば3泊4日で7万円から計画可能
  • 航空券とホテル代が予算の大部分を占める
  • 現地の移動はMRTと悠遊カードを使いこなすのが賢い
  • MRT車内での飲食は罰金の対象なので厳禁
  • 持ち物はモバイルバッテリーと羽織るものがあると便利
  • トイレはペーパーを流さずゴミ箱に捨てるのが基本
  • ホテル選びは旅の目的でエリアを決めるのが成功の秘訣
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